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相続人不存在の場合の財産

コラム168

私が以前いただいたお話があります。

なんでも、土地とその上の建物を所有している方が亡くなり、
隣人の方がその不動産を買いたいとのこと。
ただ、問題なのは亡くなった方に
相続人がいないかもしれない
とのことでした。

では、相続人がいない方が亡くなった場合どうなるのか。

まずは、相続財産管理人が家庭裁判所により選任されます。
この選任の申立ができるのは、利害関係人または検察官です。
利害関係人に当たるのは、相続債権者(被相続人に対する債権者)、
担保権者のほか、受遺者、特別縁故者等とされています。

選任された相続財産管理人は、選任について公告された後、
2か月が経過しても相続人が明らかでない場合、
相続財産の清算手続に入ります。


相続債権者、受遺者等に債権の届出等を催告し、官報に公告します。
そして、これらのものからの届出等に応じて、支払いをしていきます。
また、この公告期間内に相続人の存在が明らかでない場合、
家庭裁判所に権利主張催告の公告(6ヶ月)がなされ、
それでも相続人が現れなければ、相続人不存在が確定します。


そして、ここから先は財産が特別縁故者に帰属するか、
国庫に帰属するかという話になっていきます。

私がいただいたお話に戻ると、
隣人の方は相続財産管理人が清算手続きをしていく中で、
買い受けることになるかと思います。

ただし、相続財産管理人が被相続人の不動産を売却するには、
裁判所の許可が必要になる
ので注意していただきたいです。
お困りごとがあれば、ぜひファミリアへお願いいたします。


司法書士 内川

 



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