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遺言書の花押

コラム155

遺言を自筆で書く場合、色々と要件を満たさないと
効力が発生しないことがあります。
印鑑を押すことも要件の一つです。

このことについて2016年6月3日の最高裁で興味深い判決がされたので、
それを紹介します。

みなさん「花押」という言葉はご存知でしょうか。
署名の代わりに使われる記号、符号のことで、
日本では平安時代中期から江戸時代まで用いられたそうです。

歴史のある家柄の人たちは、
花押を使用する機会があるかもしれません。

では、その花押を遺言書に印鑑の代わりとして
作成した場合どうなるのか。

そこで、上記の最高裁判決なのですが、
「花押を書く慣行はなく、印章による押印と同視することはできない」
として、花押のみが書かれた遺言書は無効と判断されました。

花押はあくまで署名であり、押印とは認められないということです。
認印や拇印が認められるのに…と少し思ってしまいますね。

自筆で遺言書を作る際は、注意すべき点が多いということですね。



司法書士 内川

 



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